■シュリンクディスクのご紹介

設計上、取り付け部のスペースが十分とれずボルト締め付けなど作業上の問題があったり、ボスの肉厚が薄くて、ブッシュ(ロッキングアセンブリ)が適用できない場合などが生じます。
そのような場合は、シュリンクディスクを用いて、ボスの外側から組込み、ボスを弾性変形させ、軸を締め付けることにより、ボスと軸の締結が可能になります。

シュリンクディスクには、2パーツタイプと3パーツタイプがあります。
  • 以下のボタンを押下すると各種型式をご紹介するPDFがダウンロードできます。

 

Ⅰ.2パーツシュリンクディスク

■特徴

  1. 部品は、外輪と内輪の2つのため、取り扱いが容易です。
  2. 伝達可能トルクの範囲は、150Nmから14,730,000Nmまで、用意しています。dは、24mmから950mmまで標準として取り揃えています。(適用機種など、カタログを参照願います。)
  3. 環境的に厳しい低温領域での使用が可能です。
  4. 形状に応じた軽量化設計を適用しています。

従来の3171, 3181, 3191, 3193 (トルクコントロール タイプ)に加え、3371, 3381, 3391, 3393(ディスプレイスメント コントロール タイプ)が加わりました。

なお、既存の3173も、ディスプレイスメント コントロール タイプに含まれます。ディスプレイスメント コントロール タイプは、内輪フランジの高さの段差が「0」になれば締め付け完了になる特徴を有しています。

■構造及び名称

■適用例

適用例-1
遊星ギアとの組み合わせの例(風力発電)
適用例-2
動力装置との組み合わせの例

■PDFダウンロード

  • 以下のボタンを押下すると取付取外し要領を記述したPDFがダウンロードできます。
  • 以下のいずれかのボタンを押下すると詳細な仕様を記述したPDFがダウンロードできます。

トルクコントロールタイプ

ディスプレイスメント コントロール タイプ

Ⅱ.3パーツシュリンクディスク

■特徴

  1. 容易な組付け、分解が可能です。
  2. 2つの圧力リングを両方から締め込むため、ボスに発生する応力分布は、中央面に対してほぼ対称に発生します。
  3. 伝達可能トルクの範囲は、27Nmから12,541,000Nmまで、用意しています。dは、14mmから1000mmまで標準として取り揃えています。(適用機種など、カタログを参照願います。)
  4. 分解の際に、内輪と圧力リングが取外しし易いため、抜きタップは設けていません。

■構造及び名称

■適用例

適用例-1
適用例-2

■PDFダウンロード

  • 以下のボタンを押下すると取付取外し要領を記述したPDFがダウンロードできます。
  • 以下のいずれかのボタンを押下すると詳細な仕様を記述したPDFがダウンロードできます。

 

Ⅲ.軸及び、ハブの設計時における公差と表面の粗さについて